X線は1ピコ(1兆分の1)メートルから10ナノ(10億分の1)メートル程度の波長の電磁波で、その短い波長と高いエネルギーから、モノを透過する作用がある放射線の一種です。発見者の名前から、レントゲン線とも呼ばれます。その特性から、対象物を壊さずに中を撮影したり解析に利用できますが、一方で生体に有害であるため、取扱いは法律で厳しく規制されています。
X線撮影では、放射線を厳重に管理する必要があるため、建物を含めて大がかりな設備が必要でしたが、最近では屋外等での非破壊検査に用いるために、小型で持ち運び可能な撮影装置も開発されています。
据え置き型X線撮影装置
ポータブル型X線撮影装置