インド

敦煌の国際学術研究会で同席し、その後も親交がある東京藝術大学の教授からの紹介で、インドの仏教寺院の壁画修復について打診があり、関係者の方と共にインドの中でも仏教の聖地とされるサールナートを訪問した。

 

ムルガンダクティ寺院は日本では初転法輪寺とも言われ、初転法輪の地(仏陀が悟りを開いた後に初めて説法をされたとされる場所=鹿野園)であるサルーナートに、大菩提会を組織し仏教復興運動の中心人物であったスリランカ人僧侶、アナガーリカ・ダルマパーラによって1931年に建立されました。日本とも繋がりを深めたダルマパーラは、

 

堂内には出入り口のある壁面と両側壁に、日本画家の野生司香雪画伯がおよそ5年の歳月をかけて独力で制作した釈尊一代記の壁画があり、訪れる人々に

日本では知る人が少ない野生司香雪画伯ですが、ムルガンダクティ寺院を訪れる多くの仏教徒や外国人観光客によって、外国人からよく知られる日本画家となっています。

この釈尊一代記の下絵は、現在永平寺に献納されており

インドギャラリー

デリー

サールナート

アジャンタ

エローラ