最初に調査対象の部位をデジタルカメラで撮影しておきます。
透明のPETフィルムを対象部位の上から当て、痕跡を記録します。
現存している部分だけでなく、痕跡として残っている部分も全て記録します。
記録した痕跡について、配色や塗装構造(塗り重ねの色や階層、顔料の特徴等)、筆跡の特徴や不明確な部位についてのコメント等も書き入れます。
フィルムに記録した内容を和紙に描き直し、必要な注釈を加え、記録物として保存し易いように清書します。